top of page
四季の情趣をデザインする
緑を考え、設計し、造る
緑
緑にまつわる素敵な記憶は、誰もが必ず持っているものです。
緑は、人の心を最も和らげ、いきいきとした輝きを与えてくれます。
季節の移ろいを語り、人の「心の居場所」として、その懐を大きく
広げてくれるのです。より心に近い視点から庭を造るとき、
第一のポイントとなるのが、緑のデザイン性です。
風
古来から、日本人はまさに「風を見る民族」でした。
さまざまに名づけた風を見分けることで季節を感じ、心を磨いてきたのです。
日本の伝統的な家も庭も、風をただ遮断するのではなく、
上手に風とつきあう構造のものでした。
美しい庭には、独特の風の旋律があります。
光
光は影によって際立ち、影は光によって深みを増します。
木もれ陽の優しさも、透かし見る葉脈の美しさも、すべて光と影が
織りなす自然のアート。庭の表情も、光と影が創ります。
それは、刻々と変化する静寂のパフォーマンス。
計算された陰陽を持つ庭は、安らぎと躍動感を表現します。
水
すべての命の源である水。その流れに、そのせせらぎに、人は悠久の時を
想います。果てしない時の流れに浮かぶ、自らの命のきらめきを、
水面に重ね見ることができるのです。水が庭に描く美しいライン-、
それは清らかな庭の生命線です。涼感や動きを演出しながら、
人に大切なことを語りかけ続けます。
bottom of page